ARCHITECTUAL OFFICE MUSOU

ようこそ夢窓建築研究室へ

心の流れが変わる時

人の一生は40年のサイクルを刻むという、この混沌とした世界に自身が生まれ出たというより、約束の地であった事に気づかされたのはつい最近の事である。無我夢中で過ごした40年が過ぎ「何か、この世界は違うぞ」と、他人には打ち明けられない悩みを抱え、数知れない書籍を漁ってもその答えを得ることはままならない。真実は大いなる闇に包まれて来たが、新しい世紀がその闇を薄めてくれているらしい。それでも混沌とした世界は未だ終焉を迎えそうにない。

 

3年前に叔母が詐欺にあい、全財産を失った末他界した。その一か月後、今度は私が怪我をして救急車で病院へ。今まで無意識のうちに蓄積していた不都合が堰を切ったように流れ出た。この辺りから何かが変わり始めた、体中は病の花盛りとなったが、幸いなことに生命を脅かすものではないらしい。例にもれず病院の梯子と何冊もの本を購入して実践するも、改善の兆しは一向に見えてこない。そんなある日一つの治療法に出会う、出会うまでにもう3年の月日が流れていた。

 

今日、見上げた青空に浮かぶ入道雲、見ているだけで只々嬉しい、春の槐の森は薄き緑色に映え、何百という白い花が咲き誇っている、ああ、なんてうつくすぃんだぁ!入道雲の一つを切ってみた。ああ、建築の話は途中に少しだけ(笑)
長い事更新できなかったHPをやっとの思いで更新、今まで更新しようと思うと後進してしまう。解決しなくてはいけない疑問は山の様に積もっても、糸口は実につかみ難い。興味は猫の目の様に移り替わり、焦点を定めることもままならない。でも、気づいてみるとなんと一つの周りを只々巡っていたことに驚きを隠せない。

 

「温暖化」という言葉が市民権を得てから久しいが、真の原因は太陽に由来する様だ。物理的な世界のみに焦点を合わせすぎると、背後にある重要なメッセージを聞き逃してしまう。降雨は積もった塵を洗い流し、雪は目指すべき光の世界観を教えてくれる。山の端から昇る朝日は、なかなか離れようとしない過去に別れを告げ、新たに歩みだせと、背中を押してくれる。Covid-19は変化が始まる最初の1年になる様に思えてならない。病気による死者が増えるに伴い、新聞に掲載される死亡欄は減っている。誰かが黄泉の国を仕切っているのでは??

 


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