ARCHITECTUAL OFFICE MUSOU

「Food」 and 「Sickness」

「Food」 and 「Health」

「食」と「病」

 

「衣」と「食」そして「住」を満たすために働き続けてきた人々が、パンデミックをきっかけに目の前に展開される日常の世界が大きく変貌していた事に気づくはずである。増産の切り札とされた化学肥料、草取りという過酷な労働からの解放となった除草剤、気候の変動から植物を保護するための各種のビニール製品、病虫害から野菜、稲を守る為の各種農薬類が人類に牙を向け最終決断を迫っている。自身も数十年前までは農業(水田)をしていたが、本業が多忙を極めたため耕作放棄とした。それでも庭の畑で野菜を栽培しているが、時々猿の大群が食事に押し寄せる、立ち去った跡はんんん何も無い。「ドロボー」と叫んでも猿には通じない。親が一度覚えると子供に伝え孫までお出でになるからかなわない。場所を替えるか?受粉したら花を取るか?トマトが赤くなったら黒いビニールで覆うか?悩みは尽きない。それでもかろうじて残ったトマトは実に美味しい。勿論、化学肥料、農薬は全くの零である、食すると明らかにわかります。ただ残念な事に種の出生までは解らない。種は地球の宝であり国家が守らねばならない最重要事項の一つである。実験室で創られた野菜は自然界では育たない、植物は周囲の植物のDNAを取り込んで進化している事がわかっている。創られたものは人間の保護が無ければ朽ち果ててしまう。つい最近週刊新潮に「食」と「病」というタイトルで8回にわたって掲載された記事を読んだ。ぜひ多くの人に一読して頂きたいと思う。現在の状況を把握するのに役立つはずである。
「食」と「病」 特集 奥村修司+本誌取材班
 第1回から第7回+最終回

 

3年前になりますが、ある老夫婦から「もう、作れないので」という事で畑をかえして頂く事に。さて、どうしたものか?農薬と化学肥料を抜く為に3年間放置。結果はどうであろうか?予測通り、とても大きなミミズが住む土地が復元したのです。ところが、このミミズを求めてイノシシが食事に来ることに。最大深さ30cmを優に超えるであろうか、畑中を荒らされてしまった。なんと、この畑だけである、他も荒らされると心強い限りであるがそうはいかないらしい。さて、どうしたものか?今年はトラクターで起こすこととした。んんん、トラクターで起こすとイノシシがこなくなるのか?そうなんです、トラクターで起こすとミミズが住まない土地が出来上がってしまう(0ではないが)この現象に気づいたドイツの科学者がいた、100年前の話である。ところがナチスに協力したという事と、科学を根本から変えかねない理論に恐れをなした人々が彼を片隅に追いやってしまった。古代にあった叡智は時代と共に失われ、今見る社会は経済を握る人々の手によって全世界に流通する事となった。
毎日当たり前の事として使用している水も正にこれに当てはまる。マンションの飲料水は、給水施設から地下埋設配管に入りポンプを経由して屋上に設置した高架水槽へ、そこから各戸に重力式で給水される。さて、高架水槽はどうであろうか?FRP製が主流であるのだが、はたして「飲料に適した水」であるのだろうか?答えは否である。では、地表を流れる水路はどうであろうか?U字溝を連ねた水路では川本来の役目を十分果たしているとは到底言い難い。恐ろしい事に我々が見てきた、教えられてきた知識は真実の1/1000,000,000よりまだ少ないのかもしれない(前掲載)

 


水田に現れたイノシシ、常に怒っている様である。

 


イノシシの食事の後、かなりのグルメである。

追:今年(2020年)はコロナの蔓延と共に猿、タヌキ、イノシシ等
の訪問がゼロに!被害ゼロに喜んで良いのやら?

 

 

徐々に書き加えますので
お楽しみに。


 

 

 

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