ARCHITECTUAL OFFICE MUSOU

Tower of Ireland

アイルランドのタワー

先人達の叡智解明に挑んだ達人がいる。歴史は夜作られる、貴方は信じますか?アイルランドの建築に対する研究はあまり見かけた事が無い、目にしたのは新収泉著アイルランドタワー、石積み技術の発達と年代という論文のみである(現時点において)しかし、この疑問に真っ向から挑んだ科学者がいた。1923年8月29日にジョージア州フォートベニングに誕生したキャラハン博士である。詳しくはケイ・ミズモリ著「宇宙エネルギーがここに隠されている」を参照して頂きたい。ここでは、宇宙エネルギーを受信するラウンド・タワーの超科学が事細かに解説されている。我々はこの三次元世界に生まれ、五感を頼りに生を営んできた。それは五感以外、自分が捉えられない物は無いものとして文明が築かれてきた事を物語っているのだが、長い歴史の流れの中で無の中から有を生み出した天才がいた事を我々は知っている。だが、それら多くの叡智も歴史の闇の中に封印されてきたことも事実である。

塔は何の為に存在したのか?一般的には宗教、戦争(見張り他)等の役割であると考えられてきた、勿論そのような役割も果たしたに違いない。しかし、視点を変えて観察すると、そこには五感を超えた世界が垣間見える。それは、宇宙エネルギーを受信する石造の塔であるという事実である。これらの技術はアトランティスが崩壊し、その後生き延びた人々が後世に伝えた技術の一端であろう。他にもケルト人が残した各種の卓越した文様が残されている(新石器時代)それは模様の美しさに留まらず宇宙の仕組みの具現化に他ならない。人体も極めて緻密な比例に基づいている、もし異なる比率を採用したならば、我々は今とは異なる世界を目にする事だろう。人体が1,000年の時をかけてDNAが構築されたように、自然も数億年の変貌を積み重ねた姿を今我々は見ている事になる。全ては一なる関係性の中に存在しており、孤立した世界など考えようもない。古代の人々は感じていたに違いない「私は大いなるものに生かされ共にあると」と。自然界にある樹木も人も、そしてその住まいも宇宙の一部として認識されていたと思われる。藁葺きの屋根はエネルギーを受け、大地へと流れていった。五重塔も、上部の九輪は正に受信体であろうと考えられる。現代のアンテナは大半が金属製であるが、生体のアンテナも存在する。そう、代表的なものが昆虫であり、魚類である。人体では松果体がその役目を果たしているようである。

先人が造園してきた庭園もその例を示している。「かっこいい、とか好きだから」とは少々趣を異にする。帯磁性に基づいて石を選別し、植物の成長をコントロールして、求める庭の形態を造ってきたのである。機器類に頼れなかった時代、人は意識を石の中に投影したと考えられる。住まいも又先人たちの知恵が失われて久しい。宇宙の比率と材料と空間は世界に安定性をもたらし、そこに住む人々の生を陰から支える役目を果たす。

 

 

自然界は驚異の緻密さで創られている


 

 

参考文献
ヘクター・マクドネル著「ラウンドタワー」
アダム・テットロウ著「ケルト模様の幾何学」
ケイ・ミズモリ著「宇宙エネルギーがここに隠れていた」
ドランヴァロ・メルキゼデク著「フラワー・オブ・ライフ」より転記

 

 


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